革ジャケットのクリーニング、アットデアの“職人のこだわり”第2回 〜革製品は油汚れに注意!〜

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寒い日々が続く中にも、昼間の日差しがなんとなく「暖かい」と思える瞬間が多くなってきたような気がしませんか?

今回は、「アットデアのこだわり〜革ジャケットクリーニング方法〜」に続き、革ジャケットが最も苦手な汚れについてご紹介します。

教えていただくのは、前回同様、アットデアと技術提携中の(株)レクザの山澤さん。

 

革製品が最も苦手な汚れは?

山澤)「油脂系の汚れ」です。油脂系の汚れは“吸収”なので、完全に落とすことは難しい。人の余分な油分も注意です。ハンドクリームや整髪料などもしっかり吸収してしまいます。吸収したシミには輪郭があり、それはくっきり残ってしまうので、落とすというより、できるだけ目立たなくするという方が適当かもしれません。

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革は主に2層からなり、ツルツルの面を表面(銀面という)とすると、その裏側のケバだっている面は、床面といいます。銀面のある程度“膜”のある面でも油分を吸収しやすい。表面加工していない革製品だと、ちょっとでも表皮に付着すると、すぐに染み込んでしまう。そして、この床面が表、いわゆるスウェードではなおさらです。表皮を起毛させたバックスキンも同じ。

多いケースとして、油性ボールペンやマジックのインク汚れなどがあります。また、最近は水性でもインクが複雑になってきているので、なかなか厄介。万が一インクをつけてしまったら、消しゴムで優しく表面をこすってみる。ゴシゴシやってしまうと、革の表面を痛め、むしろ汚れ部分を際立たせてしまうので注意。

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また、ベンジン類を使うと、革製品自体の色が落ちてしまいますので、注意してください。
油脂系の汚れをつけてしまった場合、できるだけ早くクリーニングに出してください。時間が経てばたつほど、状況は難しくなります。私たちのところに届くモノは、かなり時間が経っているケースが多いです。ますます落とし辛くなっているわけです。
あとは、ご存知と思いますが、油分とともに水分にも弱いので注意。濡れたらすぐ拭くこと。そしてすぐ乾燥させること。でないと、水玉模様のような水ジミが残る場合があります。スウェードやバックスキンは水分を拭き取った後、専用の消しゴムで軽く磨くこと(ゴシゴシやってはダメ)。


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確かに、ボールペンなどうっかりつけてしまうことは多いですよね。また、油脂系の汚れといえば口紅や、うっかりつけてしまいそうな汚れとして血液なども注意とのこと。

次回は、「色の補修」についてご紹介します。